AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

「にぎわう『チョコレート祭り』」

 先週末、大阪・キタの繁華街に出掛けて驚いた。デパートもショッピング街も、バレンタイン商戦で祭りのようににぎわっていたからだ。

 ▼文房具を買いに行った阪急百貨店では、通常の洋菓子売り場に加えて9階の催し会場とギャラリーの全面がチョコレートの特設売り場。そこに向かうエスカレーターはぎっしり満員、各階ごとに担当者が声を枯らして整理していた。

 ▼驚いたのは、若い女性や子どもだけでなく、年配の男性の姿が目立ったこと。買い物というより、まるで祭りに詰め掛けた氏子のように思えた。広報担当者に聞くと「お客さまは例年より相当多い。バレンタイン商戦というよりも、チョコレート祭りを楽しんでもらおうという狙いが当たりました」という。

 ▼翌日の夕方、田辺の商店街を歩くと驚くほど閑散としていた。主役になる洋菓子店の多くが郊外に店を構えているせいか、休日でシャッターを閉めたままの店が多いからか。大阪で見たにぎわいとは、天と地ほどの差がある商店街の姿に衝撃を受けた。

 ▼国は地方創生を掲げ、地方の自治体も呪文のようにその言葉を反復する。しかし、その具体像は一向に見えてこない。逆に近年、都会と地方の格差は開く一方である。

 ▼それでいいのか。いいはずがない。国土の均衡ある発展のために知恵を絞り、あらゆる努力をしなければならない。官民挙げて「アイデアに商機あり」と、挑戦を続けていこうではないか。 (石)



更新)